【咲SS】saki/zero 第9話

各キャラ達が麻雀を始めたきっかけというのを 書いてみたかったので赤土さんでそれをやってみました。

実際はどうなんでしょうねえ。

■saki/zero 第9話:翻弄

14年前・奈良県・新子家

望「『こども麻雀クラブ』?」

香澄「ええ、こちらで子供達に麻雀を教える教室を開こうかと」

望「へ~面白そう」

香澄「望ちゃんもぜひ来てね」

望「う~ん、でも晴絵は行かないだろうしなあ」

香澄「晴絵ちゃんは麻雀嫌いなの?」

望「嫌いって訳じゃないんだろうけど」

望「将棋の方が好きだし、麻雀の事は『運だけ』と思ってるし」

香澄「ふんふむ・・・運だけねえ・・・」

・・・

翌日・通学路

晴絵「麻雀教室かあ・・興味ないな」

望「そう言うと思った」

望「でもまあ、1回くらいは顔だしておかない?」

晴絵「1回くらいなら・・・」

・・・

数日後・阿知賀女学院

晴絵「ここでやってるの?」

望「うん、最初晩成か阿太峯でやろうと思ってたらしいんだけど」

望「どっちも断られたみたい」

晴絵「まあこの辺で麻雀やるといえば晩成と阿太峯だしね」

晴絵「子供が来たら練習の邪魔になるから嫌だったんだろうなあ」

晴絵「阿知賀には麻雀部ないのかな?」

望「あるらしいけど、そんなに力いれてないみたい」

望「去年もインハイ予選は1回戦負けだったらしいし」

晴絵「まあどうでもいいか、麻雀の事は」

・・・

望「こんにちは~」

香澄「いらっしゃい、よく来てくれたね二人とも」

晴絵「・・・」

香澄「晴絵ちゃんは乗り気じゃなさそうね」

望「晴絵、失礼でしょ」

香澄「ふふ・・ねえ晴絵ちゃん、私と対戦しない?」

晴絵「え?」

香澄「そうね・・・一度でも私に勝てたら・・・」ピラッ

晴絵「・・?・・!それ、もしかして・・・」

晴絵「谷山プロのサイン色紙!?」

香澄「私に勝てたら、晴絵ちゃんにあげるわ」

望「誰?将棋のプロ?」

晴絵「何言ってるんだよ望、谷山プロだよ!谷山浩二プロ!!」

晴絵「中学生でプロになった凄い人だよ!」

晴絵「最年少で名人にもなったし!!」

望「わっ解ったからそんなに興奮しないで」

晴絵(麻雀は運が良ければプロにも勝てる!)

晴絵(一回でいいなら・・・いける!)

・・・
・・・

晴絵「勝てない・・・!!」

香澄「ふふふ・・・」

望「もう諦めなよ晴絵」

香澄「そろそろお開きにしましょうね」

晴絵「!でも・・・」

香澄「明日もここで教室を開いているから」

香澄「またいらっしゃい」

晴絵「明日勝っても色紙くれるんですか?」

香澄「ええ、いつでもいいわよ」

晴絵「解りました!明日また来ます!!」

望(晴絵・・・)ハア

・・・
・・・

晴絵「リーチ!」

晴絵(・・・いける!)

香澄「ふふふ・・・」

晴絵(・・・あ!)

香澄「ツモよ」

晴絵(・・・くっ!)

望(あれから毎日の様にここへ来ている)

望(香澄さんがいつもトップという訳でもなく2位3位もめずらしくない)

望(でもそんな時は晴絵が3位だったりラスだったり)

望(結局晴絵は一度も香澄さんに勝てていない・・・)

・・・
・・・

数日後・通学路

晴絵(・・・相手がこう来たら・・・こうして)

晴絵(・・・こうだったら・・・ああして・・・)

望「晴絵ってば、聞いてる?」

晴絵「・・・えっと、ごめん」

望「もう、最近は麻雀の事ばっかなんだから」

望「・・・将棋より麻雀の方が好きになった?」

晴絵「そ、そんな事ない!やっぱ将棋が一番!!」

望「最近打って無いね、将棋・・・」

・・・
・・・

数日後・こども麻雀教室

香澄(今日は・・・望ちゃん来てないようね・・・)

香澄「ねえ、晴絵ちゃん」

晴絵「なんですか?」

香澄「あなたが一度も勝てないのは・・・運だと思う?」

晴絵「・・・まあ運が悪いせいもあると思うけど・・・」

晴絵「単純に下手なだけ・・・かも」

香澄「麻雀、うまくなりたい?」

香澄「運とか関係なく・・・誰にも負けない・・・『力』欲しくない?」

第9話・了

seela について

ゲーム(RPG)やマンガ好きな一般人。最近は日常系など緩い作品が好きです。
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