【咲SS】saki/zero 第10話:決意II

年内に終わるかと思ってたけど、年越しになってしまいました。
まさかこんなに長くなるとはなあ。
なんもかんも政治が悪い。

自分的に「終わり」が見えてきたので、一気に書き上げる予定ですので
もう暫く、お付き合い下さいm(_ _)m

■saki/zero 第10話:決意II

14年前・奈良県

晴絵「授業おわり~、望ー、帰って将棋しようぜー」

望「あれ、麻雀教室行かないの?」

晴絵「うん、もう行かない」

望「そう・・・」

・・・
・・・

深夜・赤土家

晴絵(・・・ここがこうなって・・・)

晴絵(・・・そうか・・・ここで・・・)

晴絵(・・・そういう事か・・・)

・・・
・・・

数ヶ月後

望「香澄さん帰っちゃうの?」

香澄「ええ、そろそろ帰って来なさいと言われちゃった」

香澄(それにここには・・・有望な子いないしね・・・)

望「そっか、寂しくなるね・・・」

香澄「今度はこちらに遊びに来てね、晴絵ちゃんも連れて」

望「うん!必ず行きます」

・・・
・・・

数日後・阿知賀女子学院

麻雀教室

晴絵「香澄さん!」

香澄「晴絵ちゃん・・・久しぶりね」

晴絵「明日帰っちゃうんですね・・・」

香澄「ええ・・・そうだ、この色紙あげるね」

晴絵「いりません」

香澄「え?でもファンなんでしょ?」

晴絵「それを貰うのは貴方に勝ってからです」

晴絵「最後に一局、お願いします!」

香澄「・・・解ったわ」

望「晴絵・・・」

・・・

香澄「リーチ」

晴絵(・・・)

香澄「ツモ」

晴絵(・・・)

香澄「ロン」

晴絵(・・・)

香澄「テンパイ」

望「テンパイ」

晴絵「ノーテン」

香澄(どうしたのかしら・・・)

香澄(やる気が無いの・・?)

晴絵(・・・)

香澄(・・・もしやと思ってたけど・・・)

香澄(・・・この子もだめか・・・)フッ…

晴絵「!」ニヤ..

晴絵「ロン!」

香澄「!まさか!・・・」

望「香澄さんに・・跳満直撃!?」

香澄「やられたわ・・・想定外の所から来たわね」

・・・
・・・

翌日・吉野駅

香澄「それじゃ・・・行くわ」

晴絵「香澄さん、お元気で!」

望「今度遊び行きますね」

香澄「晴絵ちゃん・・・やっぱり鹿児島に・・・」

晴絵「・・・いいえ」

晴絵「私はここで・・・」

晴絵「阿知賀のあの場所で」

晴絵「誰にも負けない・・・」

晴絵「麻雀で一番になる!」

香澄「・・・そうね、それがいいわね・・・」

・・・
・・・

数ヶ月前・麻雀教室にて

香澄「運とか関係なく・・・誰にも負けない・・・『力』欲しくない?」

晴絵「え?」

香澄「私と一緒に鹿児島に来ない?」

香澄「こっちに来ればもっとうまくなれるわ」

香澄「他にも全国から有望な子が来ているから退屈しないわよ」

晴絵「・・・」

香澄「それに将棋も続けて大丈夫よ」

香澄「うちは勝負事の神様を奉っているから」

香澄「プロ棋士とかもお参りにくるし」

香澄「有名人にも会えるわよ」

晴絵「・・・ここに通って毎日麻雀を打って・・・」

晴絵「麻雀・・・思ってたより面白い」

晴絵「将棋も好きだけど、今は同じくらい麻雀が好きになってる・・・」

晴絵「四人で戦うのは将棋と違った駆け引きがあって楽しい・・・」

晴絵「配牌やツモとか運の要素もあるけど、それは本質じゃない」

晴絵「麻雀の事を考えるのが・・・楽しい・・・」

晴絵「でも・・・」

晴絵「香澄さんが見ている先と・・・」

晴絵「私が目指しているものは違う気がする・・・」

・・・
・・・

吉野駅・車上にて

香澄(晴絵ちゃん・・・)

香澄(私の様にはならないで・・・)

香澄(あなたならきっと・・・)

香澄(伝説を作れるわ・・・)

・・・

翌年・春

新子望

阿知賀女子学院・中等部

入学

第10話・了

seela について

ゲーム(RPG)やマンガ好きな一般人。最近は日常系など緩い作品が好きです。
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