【咲SS】saki/zero 第12話:前奏曲

やっとここまで来ましたよー

■saki/zero 第12話:前奏曲

10年前・奈良県

初夏

壮行会・会場

司会「では、見事全国初出場を決めた阿知賀女子麻雀部部長」

司会「赤土晴絵さんからの挨拶です」

晴絵「本日は皆様お集まり頂き」

晴絵「まことにありがとうございます」

晴絵「私たちの目標は・・・」

晴絵「県未踏のベスト4?」

晴絵「いや・・・」

晴絵「全国優勝です!」

・・・
・・・

第61回・インターハイ・会場

開会式

実況「第61回インターハイ全国大会開幕です」

実況「予選を勝ち抜いてきた強豪高校が続々と入場して来ます」

実況「6年連続出場は東東京代表・臨海女子」

実況「去年不覚を取りましたが今年は順当に来た北大阪・千里山女子、25回目の出場」

実況「3年連続出場、茨城・土浦女子」

実況「そして県強豪を初めて破った奈良県代表・阿知賀女子学院」

実況「こちらも初出場、島根県代表・朝酌女子」

・・・

健夜(・・・出場校が決まってから真っ先に島根県を調べた)

健夜(朝酌女子・・・大将は・・・瑞原はやり・・・)

健夜(埜上さん・・・だよね?)

健夜(やっと・・・会える・・・)

・・・

会場・通路

成美「抽選、ご苦労さん」

晴絵「先輩、望は?」

成美「詩央達と会場を見て回ってるよ」

晴絵「じゃあ私たちも行きましょう」

成美「ああ・・・」

晴絵「とりあえず注意するのは千里山女子、臨海あたりですかね」

成美「そうだな・・・あと順当に行けば準決勝で当たる土浦女子」

晴絵「・・・あの小鍛治さんって人ですか?」

成美「ああ・・・」

晴絵「牌譜見ました・・・」

晴絵「あの人って個人としては一度もマイナスになってないんですね」

成美「県予選や練習試合まで、集められるだけの牌譜を集めた」

成美「しかしあいつがマイナスになった局は一つも見当たらなかった」

晴絵「そんな事ありえるんですかね・・・」

・・・

晴絵「あ、望だ」

成美「・・・去年まで阿知賀の麻雀部は中高一緒だった」

成美「今年から中等部もミドル目指すことになって分かれたけど」

晴絵「先輩?」

成美「3年前・・・中学一年の入部者に望がいた」

成美「開口一番『全員で打って一番強い人を部長にしませんか』」

晴絵「え?」

成美「あいつ『恒例行事』とか言ったけどそんな伝統は無かったんだ」

成美「今思えば・・・あれから部の雰囲気は変わった」

成美「『お嬢様学校のお遊び』と思われていた麻雀部」

成美「少しずつ・・・勝ちたいと思う人が増えていった」

晴絵「・・・」

望「晴絵~」

・・・

第61回・インターハイ

試合開始

土浦女子、阿知賀女学院、そして朝酌女子

危なげなく勝ち進んでゆく・・・・

・・・

5日目

実況「2回戦第1試合は」

実況「初出場の奈良県代表・阿知賀女子学院の勝利です」

実況「明後日の準決勝へ進出です」

・・・

実況「2回戦第2試合は土浦女子が1位で準決勝へ進出です」

・・・

健夜(・・・明後日の準決勝・・・勝てば決勝進出・・・)

健夜(・・・朝酌女子は反対のブロック)

健夜(埜上さんも大将だった・・・お互い勝ち進めば)

健夜(・・・決勝で当たれるかも・・・)

健夜(・・・!あれ・・・朝酌女子!なぜ・・・)

健夜「み、瑞原さん!」

はやり「・・・?」

健夜「お、お久しぶりです・・・」

はやり「・・・どなたですか?」

健夜「え?いやあの、小鍛治です、2年前土浦女子で一緒だった」

はやり「土浦女子?茨城の学校でしたっけ?」

はやり「私は茨城は一度も行った事ありませんけど?」

??「瑞原・・・先に行ってろ」

健夜「あ、あの!」

??「瑞原にかまわないでくれないか」

健夜「あなたは?」

??「朝酌女子の部長、弓野奈津美だ」

奈津美「瑞原に・・・茨城の話はするな」

健夜「じゃあやっぱり、埜上さんなんですね!」

奈津美「・・・知らん。・・・ともかく二度と話かけないでくれ」

奈津美「それでは・・・」

健夜(埜上さん・・一体何が・・・)

健夜(ともかく決勝へ行って・・・)

健夜(麻雀を通してなら、話せる気がする!)

・・・

7日目

実況「準決勝第1試合開始です!」

第12話・了

seela について

ゲーム(RPG)やマンガ好きな一般人。最近は日常系など緩い作品が好きです。
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